消費から共生へ、観光地の新しいかたち
四季を彩る長野の絶景渓谷
天龍峡は、長野県南部に位置する飯田市の最南端にある観光地です。東には南アルプス、西には中央アルプスがそびえ、南北には天竜川が流れる日本随一の谷地形が広がり、豊かな自然と美しい景観に包まれています。また、四季折々の変化に富んだ自然環境が育む動植物の南北限が形成され、特有の気候風土に恵まれています。
天龍峡は、古くから東山道、近世以降は三州街道や遠州街道といった陸路、さらに天竜川の水運にも支えられ、東西南北の交通の要衝として栄え、経済的にも独自の発展を遂げてきました。
この地の最大の魅力は、天竜川の清流とその両岸にそびえる巨岩奇岩が織り成す峡谷美です。息をのむような自然美と迫力のある渓谷風景は、多くの人々を魅了しています。遊歩道では四季折々の草花を鑑賞でき、天竜川ではゆったりとした舟旅を通じて、渓谷の美しさと自然の息吹を五感で味わうことができます。
天龍峡の歴史
天下の名勝と称される天龍峡は、古くから人々を魅了し、観光地として栄えてきました。約100年前、この地は豊かな桑畑に囲まれ、住民たちは天龍峡を日本屈指の観光地にするべく尽力しました。当時の先駆者たちの努力によって築かれた街並みは、今なお懐かしくも温かな雰囲気を湛え、天龍峡の独自の風情を形作っています。歴史的な観光の発展があったからこそ、今日の天龍峡での暮らしが成り立っているといえるでしょう。
取り組もうとしていること
天龍峡は、「消費される観光地」から「故郷として育む観光地」への転換を目指し、訪れる人々が地域と深く関わり、生活や自然が豊かになる観光を推進しています。地域の伝統と歴史を尊重しながら、新たな故郷としての価値を創造し、地元と来訪者が共に育む場を提供することを目指しています。100年先も愛される観光地であるために、天龍峡は時代に即した観光の在り方を模索し、持続可能な地域づくりに取り組んでいます。
天龍峡デジタル住民カード&NFT
天龍峡デジタル住民になることで、単に地域のNFTを所有するだけでなく、地域づくりに参加し、その未来を共に考え、少しずつ形にしていく仲間になれます。天龍峡の発展をそばで感じながら、地域への愛着や関わりが深まる — そんな特別な体験が、ここから始まります。
あなたの参加が、地域の未来を支える小さな一歩となることを、私たちは心から楽しみにしています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
デジタルアートについて
ブログ
メディア掲載
チーム紹介
ねやねや天龍峡デジタル住民部
大平 雄司郎
株式会社Weblit 代表取締役。長野県飯田市出身。フィリピン・オーストラリアに2年間留学しながら、フロントエンドエンジニアとして活動。その後、大手広告代理店 制作会社、大手エンタメ会社にてwebディレクターを計4年経験。現在は東京と地元の飯田市の2拠点でWebと地方創生の事業を展開。
鵜名山 翔
株式会社Weblit 取締役。東京都三鷹市出身。AWS基盤のシステム・アプリケーションを中心に、クラウドアーキテクト、DevOpsエンジニアとしてインフラ設計、構築、運用を経験。Web制作領域も学習し対応範囲を拡大。今後はWeb3、ブロックチェーン領域を視野に技術スタックを積み上げ中。アメリカに1年間の留学経験あり。
折山 尚美
合同会社nom代表社員。新潟県出身で南信州在住。病院勤務を経て、スリランカ政府認定アーユルヴェーダインストラクターおよびハーブアドバイザー資格を取得し、薬草を活用する旅館を運営。「土に還る」をテーマに地域資源や空き家の活用を推進し、地域と人をつなぐ活動を行う。合言葉は「ごはんだよー」。食を通じて地域の豊かさと幸福感を表現し、未来を見据えた事業に取り組む。
松尾 智美
飯田市天龍峡出身。名古屋の大学を卒業後、愛知県内の企業で3年半勤務。2023年2月に飯田市へUターンし、天龍峡地域での起業を目指しつつ、地域活性化に向けたプロジェクトに携わっている。テンリュウ堂を拠点に、観光促進と関係人口の創出を推進中。幼少期から親しんだ土地に貢献しながら、地元に「自分のふるさと」として誇れる場所を築くことを目標に活動を展開している。
湯澤 英俊
結いターン移住定住推進課係長
長野県伊那市出身。大学卒業後、メーカー勤務を経て飯田市役所へ入庁。企業誘致や大学連携、シティプロモーション等の業務に従事し、現職。人とのつながりによる「結い」を大切にしながら、持続的で柔軟な暮らし方や働き方ができる地域づくりと公民連携による地域課題解決型講座を事業化して関係人口の創出に取り組んでいる。